Googleマップの口コミが増えない飲食店が今日からやるべき5つのこと

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「うちの店、Googleマップの口コミがまだ5件しかない」。同じ通りで開いている友人の居酒屋を見たら、口コミが30件を超えていた。料理の腕も価格もそんなに変わらないはずなのに、何が違うんだろう。そんな悩みから検索でこのページにたどり着いた方も多いと思います。
結論からお伝えすると、口コミの数はお店の良し悪しでは決まりません。お客さまに「書いてもらう仕組み」があるかどうか、ただそれだけです。本記事では、Googleマップ(=スマホで地図を開いたときに出てくるあの店舗一覧)に並ぶ口コミを増やすために、飲食店オーナーが今日から実行できる5つの方法をまとめました。
具体的には、お願いの仕方の例文3パターン、QRコードでの誘導手順、悪い口コミがついたときの返信例文5選、そして口コミが増えると掲載順位がどう変わるかまで、専門用語をかみくだいて解説します。サロン・整体院オーナーの方も、業種を読み替えればそのまま使える内容です。
1. なぜ口コミが増えないのか?よくある3つの原因
口コミが増えない店には、共通する3つの原因があります。順番に見ていきましょう。
原因1:そもそも「お願いしていない」
圧倒的に多い原因がこれです。お客さまの大半は、満足しても「自分から進んで口コミを書こう」とは思いません。理由は単純で、書く手間が面倒だからです。「美味しかった」と思っても、家に帰って布団に入ったらもう忘れています。
逆に、口コミが30件あるお店は、ほぼ例外なくスタッフから一言「Googleの口コミ、よかったら書いてもらえると嬉しいです」と声をかけています。お願いされて初めて、お客さまは「あ、書いてあげようかな」と動きます。
原因2:書く場所までの導線がない
お願いしたとしても、お客さまが「店名で検索→マップ開く→お店をタップ→口コミタブ→星を選ぶ→書く」という6ステップを踏まないと書けません。途中で1つでも面倒に感じた瞬間、離脱します。
後ほど解説しますが、QRコード1つを会計時に渡すだけで、この6ステップが2ステップになります。書いてくれる確率は体感で3〜5倍に変わります。
原因3:Googleビジネスプロフィールが整っていない
Googleビジネスプロフィール(Googleマップに自分の店舗情報を登録するための無料ツール、略してGBP)の登録が中途半端だと、検索しても店が出てこない、出てきても情報が古い、写真が1枚もない、という状態になります。お客さまが「あれ、お店ちゃんとあるの?」と不安になった瞬間、口コミを書く気持ちもしぼみます。
店名・住所・電話・営業時間・カテゴリ・写真10枚以上、この6項目は最低限埋めておきましょう。
2. 口コミをお願いするベストタイミングと伝え方(例文3パターン)
口コミを書いてもらえるかどうかは、「いつ」「どんな言葉で」お願いするかで決まります。タイミングを外すと、どれだけ良い接客をしても口コミは増えません。
ベストタイミングは「会計直後・笑顔で帰る瞬間」
飲食店なら、会計を終えてお釣りやレシートをお渡しするタイミングが一番です。お客さまが「今日は楽しかった」「美味しかった」と感じたまま、満足度がピークの状態で言葉をかけられるからです。
逆に、料理の途中や混雑時、クレーム対応中は絶対NGです。負担に感じて口コミが書かれないどころか、星1がつくリスクすらあります。
そのまま使える例文3パターン
以下、店頭・カードでの提示・LINEで使えるテンプレを用意しました。お店の雰囲気に合わせて少し言い回しを変えればOKです。
パターンA:会計直後の口頭(カジュアル系居酒屋・カフェ向け)
「本日はありがとうございました!もしよろしければ、こちらのQRコードからGoogleの口コミを書いていただけると、すごく励みになります。お時間あるときで大丈夫です」
パターンB:レジ横カードでの提示(接客時間が短い店向け)
「【お客さまの声を聞かせてください】QRを読み取ると、Googleの口コミ投稿画面が開きます。1分で書けます。皆さまの声がスタッフ全員の励みです」
パターンC:来店翌日のLINE公式アカウント送信(リピーター育成にも◎)
「昨日はご来店ありがとうございました!もし楽しんでいただけていましたら、Googleで口コミをお願いできますか?↓こちらから1分で投稿できます↓ [リンク] 次回ご来店、お待ちしております」
ポイントは3つ。1つ目に「励みになる」「お声を聞きたい」と感情を伝える、2つ目に所要時間を「1分」と短く伝える、3つ目に「お時間あるとき」と相手の負担を軽くする。これだけで投稿率が上がります。
絶対にやってはいけないNG行為
以下はGoogleの規約違反で、最悪アカウント停止のリスクがあります。
- 星5を書いた人にドリンクサービス、などの見返り提供
- スタッフや家族・友人による自作自演投稿
- クラウドソーシングで業者から口コミを買う
- 「悪い評価は書かないで」と書く前にお願いする
発覚すると口コミが一気に削除されたり、最悪はGoogleマップ上から店舗が表示されなくなります。短期で件数を稼ぐより、長く愛される店づくりを優先しましょう。
3. QRコードで口コミページに直接誘導する方法
口コミ施策で手間に対して一番効果が出やすいのが、口コミ投稿画面に直接飛ぶQRコードを作って、レジ横・テーブル・領収書に貼ることです。導入翌月から件数が2〜3倍に伸びるオーナーも珍しくありません。
手順1:口コミ投稿用URLを取得する
- パソコンまたはスマホでGoogleビジネスプロフィールにログイン
- 管理画面のホーム画面で「クチコミの増加」または「クチコミをリクエスト」というボタンを探す
- 表示された短縮URL(g.page/r/〜という形式)をコピー
このURLを開くと、星評価+コメント入力画面がいきなり出ます。検索やタップを挟まないので離脱が激減します。
手順2:URLからQRコードを作る
無料のQRコード生成サイト(「QRコード作成 無料」で検索すれば多数あります)にURLを貼り付ければ、数秒でPNG画像が作れます。Canvaを使えば、デザインを整えてレジ横カードまで1枚で仕上がります。
手順3:置き場所3カ所が黄金ルール
- レジ横スタンド:会計時に必ず視界に入る
- テーブル札:食後のひと息のときに目に入る
- 領収書・名刺サイズカード:お客さまが家に帰っても捨てない
サロンや整体院なら、施術後の精算カウンターや次回予約案内カードに貼ると同じ効果が出ます。
4. 悪い口コミがついたら?返信の正しい型と例文5選
悪い口コミがつくと、夜眠れなくなるオーナーは多いです。でも放置だけはやめてください。新規のお客さまは「悪い口コミそのもの」よりも「お店がどう返信したか」を見ています。
返信の基本4原則
- 24〜48時間以内に返信(早ければ早いほど誠実に映る)
- まずは来店への感謝を伝える
- 事実関係を1行で受け止める(言い訳しない)
- 今後の改善や次回機会を一言添える
返信例文5選(コピペOK)
例文1:料理の味への不満
「ご来店ありがとうございました。今回ご満足いただけなかったとのこと、料理を提供する立場として申し訳ない気持ちです。いただいたご意見は、現場で必ず共有し、味のチェックを再度見直します。次回お越しいただける際は、自信をもっておすすめできる一皿をご用意します」
例文2:接客態度への不満
「ご来店ありがとうございました。スタッフの対応で不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません。週次の朝礼で全員に共有し、接客マニュアルを見直します。差し支えなければ店舗まで直接ご連絡いただけますと、改めて状況を伺いお詫びさせてください」
例文3:待ち時間の長さへのクレーム
「お忙しいなかご来店いただきありがとうございました。お待たせしてしまい申し訳ありません。混雑する時間帯のオペレーションを見直し、お通しのご提供を早めるなど、待ち時間ストレスの軽減に取り組んでまいります」
例文4:価格への不満
「ご来店ありがとうございました。価格設定について、ご期待に沿えず申し訳ありません。当店は素材の仕入れ先と質にこだわっており、その分の価格となっておりますが、ご納得いただける価値が伝わるよう、メニュー説明やコース構成を改善してまいります」
例文5:事実と異なる、または身に覚えのない口コミ
「ご投稿ありがとうございます。恐れ入りますが、ご投稿いただいた日時・状況について店舗内で確認したところ、該当する事象が見当たりませんでした。もしお心当たりがございましたら、店舗まで直接ご連絡いただけますと幸いです。事実関係を確認のうえ、誠実に対応いたします」
明らかな嫌がらせ・なりすまし・誹謗中傷の口コミは、Googleに削除申請ができます。Googleマップで該当の口コミの右上「︙」→「不適切なクチコミとして報告」から申請してください。ただし削除されないケースもあるため、丁寧な返信を残しておくほうが新規のお客さまには好印象です。
返信パターンをさらに増やしたい方は、Googleの口コミを増やして売上を上げる方法|取得・返信・悪い口コミ対応まで完全解説も参考になります。返信テンプレを業種別にまとめてあります。
5. 口コミが増えるとGoogleマップの掲載順位はどう変わるか
「口コミを増やして、本当に新規客は来るの?」という質問をよく受けます。答えはYESです。理由は2つあります。
理由1:Googleマップの掲載順位(MEO)が上がる
MEO(Googleマップでの集客対策)の世界では、口コミの「件数」「平均評価」「投稿頻度」「返信率」が掲載順位に強く影響することが知られています。Googleは「お客さまから愛されている店」を地図の上位に出す仕組みになっているからです。
特に重要なのが、口コミ件数と返信率の組み合わせです。件数が同じ20件でも、すべてに丁寧に返信している店と、無返信の店では、地図上位に出る確率が高くなります。
理由2:新規のお客さまが「行くか行かないか」を決める
地図で上位に出ても、口コミが3件しかない、評価が3.2、最後の投稿が2年前、という状態ならお客さまは隣の店を選びます。逆に、口コミ50件・平均4.3・直近1ヶ月の投稿あり、なら「ここなら間違いなさそう」と感じてタップされます。
口コミは「順位を上げるための資産」と「来店を決定するための判断材料」の2役を果たします。
目標は3ヶ月で「30件・平均4.0以上」
飲食店なら、3ヶ月で口コミ30件・平均4.0以上が一つの分岐点です。ここを超えると、検索結果での見え方が一段変わります。1日1組にお願いするだけで、月20〜30件は十分達成可能な数字です。
Googleマップ全体の上位表示の仕組みを体系的に知りたい方は、売上が上がらない店舗オーナー必見!MEO対策でGoogleマップから集客する完全ガイドも合わせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 口コミを書いてくれた人にドリンクサービスをするのはダメですか?
NGです。Googleの規約で「対価と引き換えに口コミを依頼すること」は明確に禁止されています。発覚すると口コミが一括削除されるリスクがあります。代わりに、笑顔で「お時間あれば嬉しいです」と一言添える方法に切り替えてください。
Q2. 口コミが10件以下でも、Googleマップで上位表示されますか?
地域や競合状況によります。地方で同業の店が少なければ口コミ5件でも上位に出ますが、都市部の繁華街では最低でも30件は欲しいところです。まずは「自分の店舗住所+業種」で検索してみて、上位5店の口コミ件数を確認しましょう。それが暫定の目標値です。
Q3. 悪い口コミが連続して2件ついた。どうすれば?
まずは両方に48時間以内に丁寧な返信をしてください。次に、その2件分を打ち消すように良い口コミを増やします。1週間でリピーター10名にお願いすれば、新着口コミが増えて目立ちにくくなります。削除申請は時間がかかるので、件数を増やすほうが現実的です。
Q4. QRコードを設置するのが恥ずかしい・押し付けがましく感じる
オーナーさんの声で一番多い悩みです。コツは「読まれなくても気にしないサイズと文言」にすること。控えめな名刺サイズで「ご感想を聞かせてください」とだけ書いておけば、押し付けには感じません。気になる方だけが自然に手に取ってくれます。
Q5. サロンや整体院でも同じ方法で大丈夫ですか?
はい、考え方はそのまま使えます。違いは「お願いするタイミング」だけです。サロンなら次回予約のご案内時、整体院なら施術後のお会計時がベスト。リラックスした状態で言葉をかけられるので、飲食店よりも快諾率が高い傾向があります。
Q6. 口コミの返信は誰が書くべきですか?
オーナー本人を強くおすすめします。スタッフ任せにすると無難で温度のない文章になり、新規のお客さまから「テンプレ感」が透けて見えます。1日5分でいいので、オーナーが自分の言葉で返信する時間を取ってください。返信のあるお店は、それだけで「丁寧な店」という印象が残ります。
Q7. 全部やる時間がない。最初の1つだけやるなら何?
QRコードの設置一択です。手順1〜3で30分あれば終わります。会計時にお客さまの目に入るだけで、口コミ投稿率が変わります。明日からの一手として、今日の閉店後にやってしまうのがおすすめです。
まとめ:明日からの3つの行動
Googleマップの口コミは、お店の良し悪しではなく「お願いの仕組み」で決まります。最後に今日の要点を3つに絞ってお伝えします。
- 会計直後に「Googleの口コミ、お時間あるとき書いてもらえると嬉しいです」と一言を必ず添える
- Googleビジネスプロフィール管理画面から口コミ用URLを取得し、QRコードにしてレジ横に置く
- 悪い口コミがついても放置せず、48時間以内に感謝+受け止め+改善で返信する
3ヶ月で30件を目標に、1日1組にお願いする習慣をつければ、Googleマップでの見え方は確実に変わります。今夜の閉店後、まずQRコードの作成から始めてみてください。
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